越冬準備
2017年 10月 21日
外気の平均気温が20℃を下回るようになった。
一部ヒラタクワガタが餌のゼリーを食べている。他のクワガタ達はほぼ餌を食べず、針葉樹マットに潜ったままだ。
今年の秋に羽化した個体、来年のオオクワガタ種親73mm。以前、息子が捕まえた雌の累代である。
ゆっくり寝てもらおうと考える…。
シェンクリングも越冬させる。クルビデンスssp.はどうなのだろう。もう少し増やしてから越冬に耐えられるか試してみようと思う。
我が家全部のケースを洗う。
洗ったら、広葉樹の一次発酵マットを入れる。
越冬時のみ成虫管理に広葉樹マットを使う理由は、長期間マット交換を行わないため、吸湿と気密性の問題から針葉樹マットのようにべちょべちょになるのを防ぐことを想定している。
冬季は不快虫も発生しないので安価で代用がきく物も探している。
同時に力尽きようとする個体も見られる。
もう3回の冬を越している個体だ。胴部がぐらぐらしており後脚も伸びきったままだ。4回目の冬を迎える前に亡くなるだろう。
他にも先天的に脚が麻痺してまともに動けない個体や歪な外骨格を持って羽化した個体もいる。
以前は殺処分もしていたが、今は正常個体は譲ったりしていることもあり、飼育数も少なく殺処分はない。
老虫や先天性の障害を持つ個体は最期まで面倒見るようにしている。通常、飼育下でも先天異常の個体はそれほど長く生きていない。自然界であれば、弱った虫は他の動物や昆虫に捕食されるわけだが、飼育下では一生懸命生きようとしているのが観察できる。
この話は山に採集に行って、鳥や鹿あるいは他の動物の死体を見ることが極めて少ないこととも関連するため、またの機会に。
by kerorin0501
| 2017-10-21 17:32
| 昆虫
|
Comments(0)