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親父の亡くなった病院

親父が亡くなって、もうすぐ丸6年になる。
親父が、入退院、通院していた病院に行ってみた。
この場所で息を引き取ったので、思い立ったためである。
外来の入口は変わらず、院内もさほど変化なかったが、病棟に行く通路は閉鎖となっていた。
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そのはず、旧病棟は建て直され新しくなっていた
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歩きながら、学生の頃、親父と公衆電話で話したことを思い出す。
ボクは、ぼんやりと大学進学したのだが、一年で大学で学ぶことに意味がないと勝手に退学を決意し、親父に打ち明けた時のことを鮮明に覚えている。当時の公衆電話で、テレフォンカードだけでは足らなくなることを懸念し、何十枚もの10円玉と僅かの100円玉を電話機に積み上げていたことも覚えている。

結局、親父の意見を聞き入れ、そのまま退学せず在籍することになり、今のボクがある。
ひとの親となり、子どもを育てることは大変だ。

あの時、公衆電話越しに親父と話したことをもう一度笑い話として話してみたいと、思った次第である。

(追記)
今の子どもたちは勿論、ボクの世帯が大学に進学することと、昭和20年前後生まれの人たちが大学に進学することととは、考え方が全く違うと感じた経験でもありました。


by kerorin0501 | 2017-01-18 21:12 | 雑談 | Comments(0)

色々、書き留めておこうと思います。基本的に物欲には忠実です。昭和が好きです。


by こっけ