能勢の昆虫
2015年 11月 07日
タイトルは、古書の書籍名である。 ずいぶん前から、探していたのだが、「甲虫の部」というのが何故か見つからず、「蝶」しか見つけれなかった。入手した本は、ほとんど開かれておらず、外箱に若干のシミがあるものの、冊子自体はミントコレクションの状態であった。
増補改訂 甲虫の部 上巻/下巻 仲田元亮著 1982年 私家版(自費出版)丸背上製クロス装 機械凾入
豪華な装丁本であり、著者の成果を形にした集大成であることが伺える。
惜しむべきは、これだけ豪華な本にも関わらず、誤字脱字が多く、校正に力をいれていないことだろう。
改訂版であることからわかるように、1970年と1978年にも同名の著書が発行されている。
ただ、ボク自身も、改訂前の現物を見たことはなく、神保町に行った際には、探してみようと考えている。
著者が採集した数千点の標本は、仲田コレクションとして、大阪市立自然史博物館や兵庫県立人と自然の博物館に寄贈されている。
内容については、著者の能勢方面での細かな採集記録である。
大阪北部方面で採集する人たちにとっては、喉から手が出る程、欲しい本ではないだろうか。
著書の中では、クワガタは減ってきていると、記述があり、一帯が「北進」、つまり市街地化が、大阪北部にまで進んでいることに言及されている。オオクワガタが 採れた時には、ご家族で喜ばれた描写の記述があり、微笑ましくもある。
能勢周辺は、当時と現在では、大きく環境も変化しているだろう。
それでも、こういった根拠に基づく採集場所へは、行ってみたいと思うのである。
話が逸れるが、自然科学、物理化学等の専門古書籍を見て回ると、発見や技術の進歩が垣間見れて、楽しめる。それでも舐めてかかると基礎学力がなければ、読むのは難しい。
何でもそうだが、根本から理解しようと思うと、体系的な基礎知識が必要になる。
ボクはだんだんとそれができなくなっている、ボクは、これからどうなるのだろう。
増補改訂 甲虫の部 上巻/下巻 仲田元亮著
豪華な装丁本であり、著者の成果を形にした集大成であることが伺える。
惜しむべきは、これだけ豪華な本にも関わらず、誤字脱字が多く、校正に力をいれていないことだろう。
改訂版であることからわかるように、1970年と1978年にも同名の著書が発行されている。
ただ、ボク自身も、改訂前の現物を見たことはなく、神保町に行った際には、探してみようと考えている。
著者が採集した数千点の標本は、仲田コレクションとして、大阪市立自然史博物館や兵庫県立人と自然の博物館に寄贈されている。
内容については、著者の能勢方面での細かな採集記録である。
大阪北部方面で採集する人たちにとっては、喉から手が出る程、欲しい本ではないだろうか。
著書の中では、クワガタは減ってきていると、記述があり、一帯が「北進」、つまり市街地化が、大阪北部にまで進んでいることに言及されている。オオクワガタが 採れた時には、ご家族で喜ばれた描写の記述があり、微笑ましくもある。
能勢周辺は、当時と現在では、大きく環境も変化しているだろう。
それでも、こういった根拠に基づく採集場所へは、行ってみたいと思うのである。
話が逸れるが、自然科学、物理化学等の専門古書籍を見て回ると、発見や技術の進歩が垣間見れて、楽しめる。それでも舐めてかかると基礎学力がなければ、読むのは難しい。
何でもそうだが、根本から理解しようと思うと、体系的な基礎知識が必要になる。
ボクはだんだんとそれができなくなっている、ボクは、これからどうなるのだろう。
by kerorin0501
| 2015-11-07 02:06
| 古書
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