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オオクワガタ 菌糸瓶交換と病気

昼間の気温、約10℃。
こんな中、菌糸交換を行った。

我が家では大きな個体は例のトイレに入れておくのだが、今年度は全て個体を屋外に放置していた。晩夏のから秋は気温も高く、本来ならそれを乗り切った時点で菌糸瓶交換を一回行うのだが、今期は行えなかったのである。その結果、菌糸の劣化が凄まじい瓶もあり、トビムシが異常な程繁殖していた。…という背景もあって、屋内には入れなかったのである。

そして瓶の蓋を開けた。トビムシの死骸?が散見される。
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菌糸瓶の交換は幼虫に突き刺すと意味がないので、瓶の壁に沿ってフォークで持ち上げる。
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幼虫が何処に居るのか判らなくでも、ある程度掘り進むと、食痕穴が見つかる。
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そして、我が家では菌糸瓶を上部皮膜を除去するような面倒なことはせず、そのまま幼虫を投入する。
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交換時に気付いたのであるが、何頭かに黒い斑点?瘡蓋?のような状態が見られた。
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インターネットで検索してもあまりよい情報がない。それでも黒点病とか黒殭(きょう)病菌とかのようである。


根拠も確証もないのだが、ひとつの考えとして、この黒殭(きょう)病菌ではないかと調べてみた。
まず、これはカビ類のことであることがわかった。
昆虫病原性糸状菌の一種で生物農薬(カメムシ、バッタ除去)として使用されている。
この「殭(きょう)」という漢字だが、かたくなると読む。ミイラ化のこと。硬くなること。このカタカナのタのような偏を「がつへん」という。意味は死に関する漢字を示している。
別の漢字で、僵(きょう) と書かれている場合もある。こわばると読む。死後硬直のこと。硬ばること。
いずれにせよ、主に以下の菌があり、緑と黒の菌は農薬として市販されている。
白きょう病菌
黄きょう病菌
赤きょう病菌
緑きょう病菌
黒きょう病菌(メタリジウム菌)

原因と病名は何なのであろうか。ずさんな飼育環境によるものであることは確かだ。先ずは羽化してもらいたい。


by kerorin0501 | 2015-02-15 12:33 | 昆虫 | Comments(0)

色々、書き留めておこうと思います。基本的に物欲には忠実です。昭和が好きです。


by こっけ