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Dorcus属成虫の我流冬季管理 1

オオクワガタに限らず、冬場の成虫管理について以前の記事に補足した記事としておきたい。

ボクも最初に越冬管理をすることに、凄く不安だった。本当にこんな管理(マット多め、加湿、転倒防止木それとゼリー)で、大丈夫なのか疑問だった。
結論は、以下の環境を提供することだと考えている。
・温度変化をなくし極力一定に保つこと
・湿度を保つこと

前者はケースそのものを直接外気に曝さず密閉することが望ましいと思っている。
Dorcus属成虫の我流冬季管理 1_c0337631_15460671.jpg

要は外気の影響を受けない空気を保つことが目的なので、ダンボールで越冬させる場合でも発泡材などを詰めてからアルミシートで覆うようにしたい。発泡材の代わりに新聞紙を使用する場合も、ただ新聞紙を詰めるのではなく新聞紙で空気を覆うようにしたい。
越冬体勢になった気温まで下がってしまえば、昼夜の温度差は考えなくてもよいと思っている。

後者は時々の加湿が望ましいのだが、専用の飼育容器だと乾燥は殆んどない。逆に何度も加湿すると、底に水が溜まったりマットにカビが生える。結果、専用の飼育容器を使用していることもあり、マットがカラカラになっていない限りは、ボクはなにもしない。

二次的な越冬資材として、転倒防止木(この下によくいる)は隠れ家になり、ゼリーは保険的保湿が目的となる。

春先に活動する温度は個体によって違うが、概ね越冬時の逆の考えでよいと思う。活動しだしたら餌のゼリーは必要だ。
ただし、自然界で越冬後直ぐに餌にありつけるとも考えにくいため、ある程度の空腹には耐えると思う。

飼育下での越冬環境について、何を根拠に上記のような方法が出たのかはわからない。ボクは実際の採集下での越冬成虫は見たことがないため正確性に欠けるが、晩夏から秋にかけて羽化した土中のノコギリや材中でのコクワが春を待っている環境が参考になっていると推測している。

自然界では昼夜の温度差もあり、温度環境の提供は一定がよいのか、日内変動を設けるのがよいのかは考察程度に留めたい。



by kerorin0501 | 2014-11-23 15:47 | 昆虫 | Comments(0)

色々、書き留めておこうと思います。基本的に物欲には忠実です。昭和が好きです。


by こっけ